「GDP」どこかで一度は必ず耳にしたことあるこの言葉ですが、その中には3種類のGDPがあるとご存知の方は少ないと思いますので、これについて書きます。

GDPとは何か?

  • 一言で言えば、GDPは「経済の大きさを測る道具」です。
  •  GDPは、一年間に生産(供給)された最終生産物の総額で定義する場合と、売られたもの(消費・需要)の面から定義することもできます。
  • 需要からみたGDPを簡潔に公式で表すと、「消費+投資+政府支出+輸出-輸入」となります。
  • ※ちなみに、2009年時点のアメリカのGDPの66.2%の割合を占めるのがサービスである。

GDPはいったい誰が計算しているのでしょうか?

アメリカの場合は 経済分析局という部署が計算にあたっています。

日本の場合は、内閣府が算出しています。 

※また、5年ごとにデータの見直しをおこない、ときには大幅な修正をくわえたりしています。


一人当たりのGDP
計算はとってもシンプルです。GDPを総人口で割るともどめられます。

一人当たりのGDPのデータを元に、生活水準を大まかに把握することができます。 

※一人当たりのGDPno便利なところは、人口の違いを調節してくれるので、さまざまな国や次期のデータを簡単に比較できるてんです。


インフレ率で調整を行うことで得られる「実質GDP」

  • 一人当たりGDPの次に重要なデータは、実質GDPとよばれるものです。
  • これをインフレ率で調整を行います。
例で例えると、たとえば今年にGDPが5%増加したとしましょう。インフレ率(物価)を見ると、前年より3%上昇していたとします。 
この場合は

5%-3%=2% 

実際の増加分は、2%ということになります。

※とくに長期的な比較をするときには、このようにインフレ率を差し引いて考えることが不可欠になってきます。

以上、如何でしょうか?